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10万円以上20万円未満(一括償却資産)について

前の記事のなぜ20万円以上が固定資産なのかの、続きの話です。

平成10年(1998年)の法人税の改正によって、20万円以下の固定資産の処理方法が変わりました。

具体的には、

  • 10万円未満は経費でOK
  • 10万円以上20万円未満は
    • A:固定資産にあげる または
    • B:一括償却資産として3年の均等償却 のどちらか(AorB)
  • 20万円以上は固定資産

として処理する様に国税庁より決めらました。 (※正確には減価償却限度額について簡略化して記述しています。詳細は後ほど述べます。)平成10年度より前の年度では20万円未満は経費でOKとされていたので、法人税的には厳しくなったということですね。

<具体的な処理方法>

まずA固定資産にあげる方法は、償却方法を定率法か、定額法のどちらかを選択し、耐用年数表で耐用年数を調べ、毎月減価償却を行います。固定資産にあげていますので、固定資産税を払います

次にB一括償却資産にする場合は、3年の均等償却ですが、注意が必要なのはAと異なって「年で償却」となります。年度末の3月に18万円の備品(耐用年数3年)を買った場合、Aの固定資産にした場合、18万円÷3年×1/12=5,000円しか国税庁に損金として認められませんが、Bの一括償却資産にした場合18万円÷3年=6万円となり、6万円も国税庁に損金として認めてもらうことができます。
また、固定資産にあげる必要がないため、固定資産税を払う必要もありません

10万円以上20万円未満の買い物は私の経験上、パソコンが該当することが多いです。Aの固定資産にあげる方法と、Bの一括償却資産にあげる方法のどちらが得か?損金にあげる金額の大きさ、固定資産税の減免、また管理が楽ということを考えれば、Bの一括償却資産にするほうが圧倒的に楽ですね。10万円以上20万円未満の買い物には気をつけましょう。