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減価償却費とは

減価償却費の説明をします。

減価償却の意義として
@適正な費用配分
A資産評価
があります。

@適正な費用配分

例を挙げて説明します。100万円の車を買って運送会社を作ったとします。
最初の年の売上は40万円、2〜6年目も40万円。 耐用年数を5年、5年経った車は残存価額が0円として 決算書を作ってみましょう。

<定額法で計算した場合>
<1年目>
売   上:40万円
減価償却費:20万円
利   益:20万円(売上-費用)

<2年目>
売   上:40万円
減価償却費:20万円
利   益:20万円(売上-費用)

定額法というのは
定額法:毎期均等額の減価償却費を計上する方法のことで
(取得価額-残存価額)/耐用年数
で計算します。

今回の例では
(100万円-0円)/5年 = 20万円
となり、5年の間は毎年20万円の費用を発生させる計算になります。

では、6年目。減価償却が終わった後の年はどうなるのか?
<6年目>
売   上:40万円
減価償却費:0万円
利   益:40万円(売上-費用)
となり費用はゼロになります。

「減価償却が終わっている工場は儲かる」って聞いたことありませんか?
設備の減価償却が終わってしまえば、減価償却費用が発生しないので (減価償却を続けているほかの工場と比べて)大きく利益が出るのです。

定額法以外の償却計算は下記に載せます。
どれを選んだら良いのかは後ほど説明しますね。

【減価償却の方法】
定額法:毎期均等額の減価償却費を計上
⇒ (取得価額-残存価額)/耐用年数

定率法:耐用期間中、毎期の期首未償却残高に 一定率を乗じた減価償却費を計上
⇒ (取得価額-償却累計額)X償却率

その他(生産高比例法など)

A資産評価

減価償却の資産評価としての機能です。
これは1年目でまだまだ新品の車と、3年、4年経ってくたびれてきた車の価値が同じではないということです。

さきほどと同じ例で耐用年数を5年の100万円の車を買った場合。
減価償却費が1年間で20万円の定額償却の場合は
買った時の資産価値:100万円
2年目         :80万円
3年目         :60万円
6年目         :00万円
となります。

経理チックになりますが、仕訳としては以下の通りとなります。
興味のある方はご参考までに。

<仕訳>
買った時:車両1,000,000円 /現金1,000,000円
1年目 :減価償却費200,000円/減価償却累計額200,000円

<貸借対照表>
車両1,000,000円
(減価償却累計額△200,000円)
固定資産計 800,000円